The Hindu Kush Himalaya region is the world’s third-largest repository of ice, after the North and South Poles — and if current melting rates continue, two-thirds of its glaciers could be gone by the end of this century. What will happen if we let them melt away? Environmentalist and former Prime Minister of Bhutan Tshering Tobgay shares the latest from the “water towers of Asia,” making an urgent call to create an intergovernmental agency to protect the glaciers — and save the nearly two billion people downstream from catastrophic flooding that would destroy land and livelihoods.
ヒンドゥークシュ・ヒマラヤ地域は、北極と南極に次いで世界で3番目に大きな氷の宝庫であり、現在の融解速度が続けば、今世紀末までに氷河の3分の2が消滅する可能性がある。
それらを溶かしてしまうとどうなるでしょうか? 環境保護活動家でブータンの元首相ツェリン・トブゲイ氏が「アジアの給水塔」から得た最新情報を共有し、氷河を保護し、破壊をもたらす壊滅的な洪水から下流の約20億人を救うための政府間機関の設立を緊急に呼びかけた。 土地も暮らしも。
タイトル |
An urgent call to protect the world’s “Third Pole” 世界の「第三極」を守る緊急呼びかけ |
スピーカー | ツェリン・トブゲイ |
アップロード | 2019/09/05 |
世界の「第三極」を守る緊急呼びかけ(An urgent call to protect the world’s “Third Pole”)の要約
気候変動対策とヒンドゥークシュヒマラヤの氷河保護に向けた取り組み
1. 政治的アクションとしてのクーデター
- モハメド・ナシード大統領の行動(2009年10月17日)
- シェルシー諸島の大統領として、内閣会議を水中で開催。
- 気候変動が進行すれば国が水没するという警告を世界に発信。
- ネパール首相の行動
- シェルシー諸島から数ヶ月後、ネパール首相がエベレスト基地キャンプで内閣会議を開催。
- ヒマラヤの氷河が溶けていることを警告。
2. ヒンドゥークシュヒマラヤの氷河融解の現状(2018年)
- 報告内容
- ヒマラヤ山脈の氷河の1/3が今世紀末までに融解。
- 1.5度の地球温暖化に抑制できれば可能性があるが、2度以上ではさらに多くの氷河が融解。
- 氷河の重要性
- ヒマラヤ山脈は「第三極」とも呼ばれ、世界第三の氷の貯蔵地。
- この地域の氷河はアジアの主要な河川(10本の主要河川)の源流であり、16億人以上の飲料水と農業用水を供給。
3. 氷河融解の影響
- 地域への影響
- 氷河融解により形成される氷河湖の破裂とそれに伴う急襲洪水。
- 数百万の住民が水不足や生計の破壊により避難を余儀なくされる。
- 地球全体への影響
- アジアの水塔が破壊されることで、農業や飲料水供給に重大な影響。
- 氷河融解による河川の氾濫や干ばつが世界中の一部地域で発生。
4. 第三極評議会の提案
- 目的
- ヒンドゥークシュヒマラヤの氷河を保護するための新しい政府間機関の設立。
- 構成
- 8か国(アフガニスタン、パキスタン、インド、中国、ネパール、バングラデシュ、ミャンマー、ブータン)を加盟国とし、利害関係を持つ他国や代表組織を準会員とする。
- 役割
- 氷河の健康状態を監視。
- 政策の策定と実施。
- 国際的な協力を促進し、技術と資金を共有。
5. グローバルな協力の重要性
- 地域の協力
- 各国が連携して気候変動対策を推進。
- 特にインドと中国のリーダーシップが不可欠。
- 持続可能な未来へのビジョン
- 氷河保護を通じて、アジア全体の水資源を安定させる。
- 将来世代が健全な環境で生活できる基盤を築く。
6. 行動の緊急性
- 時間の制約
- 氷河融解のスピードが速く、即時の対策が必要。
- 地球温暖化を1.5度に抑制するための炭素予算が急速に減少。
- リスクと選択肢:
- 気候変動による被害を防ぐためには、炭素排出削減とCO₂除去の両方が必要。
- 個別の取り組みだけでは不十分で、国際的な協力が不可欠。
まとめ
ヒンドゥークシュヒマラヤの氷河融解は、地域だけでなく地球全体に深刻な影響を及ぼす。第三極評議会の設立を通じて、国際的な協力と持続可能な政策の実施が求められる。時間が限られている中で、迅速かつ効果的な行動を取ることで、未来の世代に健全な地球環境を引き継ぐことが可能となる。「Why not?」という問いかけを通じて、革新的で大胆な選択を行い、国家と地球の未来を共に築きましょう。